ITプランニング・セールスの試験の内容が謎に包まれていると感じたので
実際に受験した私が、試験の内容をトレースしていければと思います。
前回は、知識試験について書いてみたので、
今回はスキル試験について書いてみようと思います。
ちなみに、知識問題の記事はこちら
そして、試験の内容以外のこと(申し込み方法、試験までにやること、試験の方法、等々)についてはこちら
目次
内容その①:問題は大問3台
HPによると、スキル試験の合格基準は以下のように記載されています。
スキル試験は60%以上、とのことですが、どういう分野がでるのか、というのは
このように記載されています。
1は何がでるのか分からないのですが
2については、ITプランニング・セールスのテキストのⅢにある
デザインシートに適切な内容が記載できるか、ということを問われているのかと推測していました。
で、出された問題が、大問で3つでした。
内容 | テキスト記載箇所 | |
問1 | マクロ環境、ミクロ環境の各項目の収集する内容と情報源 | 第3章 事前調査 3-2-5:顧客の外部環境情報の収集 |
問2 | 顧客の状況、インタビュー結果を踏まえて仮説課題整理シートの作成 | 第4章 詳細調査 4-3-3:仮説課題の整理と評価 |
問3 | 問2を踏まえて、IT以外の部分におけるソリューション企画書の作成 | 第6章 代替案企画 6-4-4:ソリューション企画書の作成 |
ちなみに、知識問題と同様、解答用紙はWord形式で
メールで送られてきました。
問1はテキストに記載されている内容をそのまま答える形式
問題としては、問1でいきなり
「マクロ環境、ミクロ環境の各項目にて収集する内容と情報源について記載しなさい」
だったと記憶しています。
解答欄には、テキストで見覚えのあるチェックシートのレイアウトが。
マクロ環境、ミクロ環境と、ITプランニング・セールスでは言いますが
マクロ環境については、中小企業診断士の企業経営理論で出てくるPEST分析とほぼ同じです。
↓Wikiのページ
ミクロ環境には
・顧客の動向
・市場の動向
・競合の動向
・供給元の動向
・技術的な動向
・周辺業界の動向
の6つがあるのですが、なんとなく中小企業診断士の企業経営理論で出てくる
ファイブフォース分析に近いのかと思います。
↓Wikiのページ
ただ、これをいきなり問われるわけです。
テキストを丸暗記していれば答えられるのですが
問題文にはそれ以外の記載はないので、ノーヒントな状態。
その状況下で、解答を記載しろとの指示。
もう笑うしかできませんでした。
ただ、そうも言ってられないので
覚えている範囲でいろいろ書く、とにかく埋める、ということを意識して
ひたすら書いていました。
問2は仮定課題を抽出して書く形式
問2は、まずは対象となる顧客の情報が記載されています。
たしか、洋菓子メーカーで、年々売り上げが減少傾向で、ITがうまく活用されてなく、ITリテラシが低い会社に
海外でコンサル修行してきたドラ息子御曹司が戻ってきて経営企画をやることになった、みたいな感じだったと思います。
その事前に調べた顧客の情報や、各メイン担当にヒアリングしたインタビュー結果が記載されていて
そこから、課題を洗い出して10個解答する、という内容だったと思います。
解答用紙は、テキストⅢにあるデザインシートのレイアウトから
若干端折ったレイアウトで用意されていました。
この問題については、教科書の内容を覚えていなくても
ある程度は書ける内容になっているかと感じました。
なんとなく、ではありますが
情報処理技術者試験のプロマネやITサービスマネージャーの午後Ⅰ問題を解いている
あの感覚に近かった気がします。
この中から10個見つける、というのは
簡単なようで、でも課題なのか問題なのか、という切り分けも難しく
時間的制約もあったので、とにかく思ったことを書いていきました。
問3はソリューション企画書の作成を作り上げる形式
問3は、問2の解答を踏まえて
IT以外での業務改善の提案を書く、という内容でした。
ITは?とも思いましたが
ITプランニング・セールスには経営コンサルタント的な活動も含まれているようで
この「IT以外」という部分についても、いちおうは対象となるようです。
ということで、問2の課題10個から、IT以外の課題と改善イメージと
それを阻害する要因みたいなものを4つ書く、という内容でした。
まあ、こちらも思い付いたことを書いていくことになります。
内容その②:試験時間は90分
スキル試験の試験時間は90分でした。
長いか短いか、でいうと、ちょっと短く感じました。
まあ、それだけ頭の中で考えた、ということなのかもしれません。
ただ、最初の30分くらいはフリーズしていたと思いますw
【実際に解いてみて】ダメになりそうなとき、それが一番大事
試験が終わって、まあ、合格していないだろうな、と思いました。
ここまで手応えの無い試験も久々でした。
まず、問1で出鼻をくじかれ
問2で自分の解答に疑心暗鬼となり
問3は頭が真っ白な状態でひたすら書く
と、こんな感じでした。
ただ、自分の記憶力を恨んだり、応用力の無さを嘆いたりしてもいけないので
気持ちを切り替えて、書けるところをひたすら書いていく
それしかありません。
ダメになりそうなとき、それが一番大事なのです