応用情報技術者試験

【応用情報】午前試験で出題されるプロマネ系問題で頻出なのはクリティカルパス系とPMBOK系

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プロジェクトマネージャー、略してPM。

情報処理試験の区分の名前にもなっているこの肩書きですが
いろんな役割があったりするのです.

私が新人で入社した会社で、あるプロジェクトにデータベースエンジニアとして配属され
そのプロジェクトで障害が発生して炎上したことがありました。

どれくらいかというと、3徹くらいを4週間程繰り返したような気がします。

夜間処理で障害が発生したため、定時後はテクニカルなデータベースエンジニアとして立ち合い
翌日の朝から、業務系データベースエンジニアとして通常業務をしていました。

そんな私に対して、体調面を気にしてくれたのが
プロジェクトマネージャーでした。

徹夜が続いたある日、プロジェクトマネージャーが業務中の私のところに来て

「寝てないんだろ?近くにマンガ喫茶があるから、3時間くらい寝てこい」

こうして、プロジェクトマネージャーの一言によって
マンガ喫茶なのにマンガを一冊も読まない、睡眠のための3時間パックで
私はマンガ喫茶デビューを果たしました。

午前問題で出題されるプロマネ系問題は4〜5問

応用情報の午前問題は
・テクニカル系:50問
・マネジメント系:10問
・ストラテジ系:20問
と、カテゴリ毎の問題数がだいたい決まっています。

この中の、マネジメント系と呼ばれるカテゴリですが
細かく分けると
・プロジェクトマネジメント系
・サービスマネジメント系
に分けられます。
サービスマネジメントは、昔でいうところの「システム管理」です。
試験区分の略称は「サービス」「マネジメント」の頭文字をとって「SM」です。
口に出して言うのは恥ずかしい略称です。
まあ、それはどうでもいい話ですが。

この、マネジメント系10問のうち
プロジェクトマネジメント系は4〜5問、出題されます。
驚いたのは、半分じゃない年があることです。
だいたい、51問〜55問がプロマネの問題なのですが
回によっては51問〜54問の回があったりします。
※間違ってたらゴメンナサイ。

このプロジェクトマネジメント系の問題ですが
過去問道場をひたすら解きまくっていた時に、気が付いたのです。

「なんか、似たような問題が出題されるなぁ」と。

過去10回の出題傾向を調査してみた

過去問道場で、プロジェクトマネジメント系問題を解きまくっているときに
・クリティカルパス(アローダイヤグラム)
・PMBOK
・EVM
・工数計算
・その他
の5つに分けられるように感じました。

そこで、実際に調査してみました。

問題数の割合

問題数の割合を出してみました。

プロマネ系問題:46問

・クリティカルパス系:7問(約15%)
・PMBOK系:9問(約20%)
・EVM:4問(約9%)
・工数計算:3問(約7%)

問題数としては、PMBOK系がよく出ています。

出題される確率

過去10回で、何回出題されたか、という観点で
確率を調べてみました。

・クリティカルパス系:7回(70%)
・PMBOK系:6回(60%)
・EVM:4回(40%)
・工数計算:3回(30%)

確率としては、クリティカルパス系は確度が高く見えます。

クリティカルパス系はパターンを掴めばあとは応用の世界

クリティカルパスは、IT用語の問題と異なり
ちょっとした計算が必要になります。

ただし、基本は
・各作業パスの工数を計算する
・クリティカルパスを見つける
これに尽きます。

応用としては
・どの工程の日数を減らせば、全体で何日短縮できるか
を問う問題が多い傾向にあります。

このパターンを掴めば、あとは数値やパスが異なるだけで
だいたい似たような問題になるかと思います。

PMBOK系は過去問で暗記する

PMBOK自体、5つのプロセス群、10つの知識エリアに分類され
範囲はとても広いです。

これを全部覚える必要はありません。

基本、PMBOK系の問題に計算問題は出題されません。
カテゴリの定義を問う問題が多いと感じました。

応用情報のテキストや参考書に記載されている内容を全部暗記できればいいのですが
自分の場合は、いちおう暗記する努力を見せつつも
過去問道場の問題を解きまくって暗記する対策が効率的かと考え
実践しています。

プロマネ系用語も過去問で暗記

プロマネ系の擁護は暗記になります。
解いてみて結構出題されてる気がするのは
・ファンクションポイント法
・COCOMO
・クラッシング
・ファストトラッキング
・ガントチャート
といったところです。
このへんは答えられるようにしておきたいところです。

プロジェクトマネージャーは大変

冒頭で書きました、マンガ喫茶デビューの話の続きですが

3時間パックとして利用することとなり
リクライニングシートで横になって寝ていたところ

マンガ喫茶の店員に起こされました。

3時間、あっという間だなぁ、と思っていたら
2時間しか経っていないのです。

さて?と思っていたら、店員さんが言うのです。

「会社の方がお呼びになられてます」

受付に行くと、プロジェクトマネージャーがいるじゃありませんか。

中途半端に起こされた私は、プロジェクトマネージャーから温かい言葉をいただきました。

「お前、いつまで寝てんだよ」

マンガ喫茶にメンバーを呼びに行ったり
メンバーの反感を買ったりするのも
プロジェクトマネージャーの役割、なんですね。

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