情報処理技術者試験

私が基本情報処理技術者試験に合格した話

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私はSE生活を20年やっていました。

20年やっているのですが、基本情報処理技術者試験は7回も落ちています。

そこからいろんなことが重なり、いろいろと資格を取得していくわけですが

そんな、最初の最初の話をしたいと思います。

パソコンが好きでSEを目指す

高校2年の時に、高校から家に帰るとパソコンが置いてあったのです。

親に聞くと、これでワープロができる、と。

そうか、これでワープロができるんだね!と
当時はそう思っていたのですが
高校の同級生にその話を言うと
「機種は何?」「フロッピーのサイズは?」「ハードディスクあるの?」
ということを聞かれ、その流れで信長の野望全国版を借りることになりました。

ここから、パソコンって面白いなぁ、と。
パソコンに関する仕事に就けたらいいなぁ、と。
そう思い、就職活動はSEの職種を中心に応募し、某サッカーチームのメインスポンサーの企業の子会社に
入社することになりました。

これでパソコンの仕事ができる!

当時はそういう漠然とした気持ちでした。

会社の手厚いバックアップ体制を完全無視

その企業は、というか、その某サッカーチームのメインスポンサーの基本方針として
社員の教育を徹底しているという点がありました。

入社前から、ITECの基本情報処理のテキストが送られてきて
これで春の情報処理試験に合格しろ、と。
なおかつ、入社してからは基本情報処理試験に向けた勉強会も行われているという
かなり手厚いバックアップ体制がありました。

ただ、私の意識が当時低かったので
これらの会社の手厚いバックアップを完全無視して遊んでました。

結果、まあ、落ちるんですよね。

当時は団体申込で、会社が社員を取りまとめて申込をしており
受験していない人は会社にバレて詰められるという噂があり
とりあえず午前受けて、午後を受けずに帰ったりするという

まあ、意識の低いSEでした。

私の記憶では
 2000年春:不合格
 2000年秋:午前受けてららぽーとで買い物
 2001年春:午前受けて帰宅
 2001年秋:記憶にない
 2002年春:記憶にない
 2002年秋:記憶にない
 2003年春:記憶にない
という状態でした。

結婚を意識して、意識が変わる

私はガチでモテない人生を送っていたので
当時お付き合いすることとなった彼女(今の家内)が出来て
まあ、ウキウキでした。

で、いろいろとお付き合いをしていくうちに
結婚できたらなぁ、と思うようになり

もっとしっかりしないといけないのでは

と、現状をプラスの方向に変えていき
彼女や先方のご両親を安心させないと!!と思うようになりました。

そこで、まずは資格を取って安心させようと思い
今まで真面目に取り組んでこなかった資格取得の勉強に注力するようになりました。

あと、新しいプロジェクトにデータベース担当としてアサインされ
メンバーからナメられていたという点もあります。

このままナメられたままというのもなんかムカつく。

この反骨心も、資格取得の意欲を掻き立てました。

当時の勉強法

とはいえ、社会人になって3年以上経過している状況で
新入社員の際に配られていたテキストは行方しれず。。。

ただ、課題は明確だったので、その課題を解決することに注力しました

勉強法①:とにかく用語を覚えまくる

当時、未経験で入社し、とにかくシステム開発に関する用語がわかりませんでした。

午前の問題を見てても、なんのことかがわからず。。。

なので、まずはシステムに関する用語を覚えまくる作戦を取りました。

今調べてみたら見当たらないのですが
当時は、用語集みたいなものが世の中に出ていて

それをひたすら電車の中で読んで暗記してました。

通勤時間が大体40分くらい。
乗り換えの時間を除いて、電車の中ではその本を読んで
インプットしていました。

勉強法②:過去問解きまくる

用語を覚えたら、あとは過去問を解きまくりました。

当時はスキャナは高嶺の花だったので、ITECの問題集を購入して
ひたすらノートに解答を書いて、まるばつ書いてました。

勉強法③:実務でプログラミングを覚える

基本情報の午後試験はプログラミングだったと記憶しています。

私は当時データベース開発を担当していたのですが
その前に、VBでシステムを開発したことがあり

その経験から、VBの独自ツールを作ったりしていました。

なので、基本VBの延長みたいな感じで
問題を解けたんだと思います。

2003年秋の試験で8回目にしてようやく合格

そんな努力もあってか、8回目にしてようやく合格できました。

社会人になって初めての成功体験(に近い)

めっちゃ嬉しかったのですが

この業界、基本情報処理だけではあまり評価されず
また、相変わらずプロジェクトでは初心者データベース担当としてナメられており

次の春の試験(2004年春)は、テクニカルエンジニア(データベース)に合格して
今までナメてきた奴らを見返してやる!

この意識が強くなりました。

【結論】きっかけはいろいろある

ここまで、簡単ではありますが
私の基本情報処理合格までの流れを書いてみました。

今思うと、あの時は彼女(今の家内)を安心させようとしたのがきっかけだったという
前向きなのかよくわからない理由で勉強を頑張ることになったのですが

きっかけなんて、人それぞれですし
その人が感じる重要度によって、モチベーションの高さ低さも変わってくるのですが

きっかけがあって、自分で動くようになると
あとは勝手に前に進んでいくものと思っています。

なので、自分にとってとても重要度の高いきっかけを見つけること
これができると、勉強に対する意欲も変わってくると感じました。

この記事が皆様のご参考になれば幸いです。

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